プリンタのインクが出なくなったのでなんとかした話
年賀状の季節ですね。
プリンタのインクが出なくなりました。なんとかしましょう。
今回行った方法は、メーカーの推奨方法ではないので自己責任で行ってください。
症状
- プリンタで印刷すると真っ白い紙が排出される。
- 印刷された形跡がない。
困りましたね。
環境
原因
プリンタのプリントヘッドがインクで目詰まりしていて、正常に印刷ができていないことが原因でした。
例えると、しばらく使っていないボールペンのインクが詰まっていて字が書けないイメージ。
ちなみにですが、原因の推測に至るまでに確認したことは下記のとおりです。
- 適当な印刷物を用意した状態で、プリンタ本体からコピー→プレビューと選択すると、プレビュー画面は正常に表示される。
- 印刷頻度が低い環境である。(年賀状制作など、1年に1〜4回程度)
対策
どうすればいいか
プリンタのプリントヘッドがインクで目詰まりしているのであれば、それを解消すれば直るのでは?
ということでプリントヘッドを掃除しましょう。
必要なもの
- プリンターヘッドクリーニング液
- キッチンペーパーやキムワイプなど、繊維が出づらく拭き取れるもの
- プリンタの交換用のインク
上記を用意しましょう。
プリンタのインクを多く消費するので、交換用のインクはほぼ必須です。
Amazonでプリンタヘッドクリーニング液を購入しました。
念のため多めである250mlのものを購入しましたが、量が多すぎたので正直100mlで十分です。
100mlでも余るかもしれません。
中身はこんな感じです。
説明書が付属しているので、説明書通りに作業を行いましょう。
実践
電源を入れた状態で、スキャナーユニット(プリンタカバー)を開けます。
スキャナーユニット(プリンタカバー)は、インク交換の際に開ける場所です。わからない方は取扱説明書を確認してください。
電源ケーブルを抜いてから、インクカートリッジをすべて取り外します。
インクが滲み出ていると思うので、キッチンペーパーやキムワイプなどで拭き取りましょう。
インクを拭き取った状態がこちら。
横側にプリントヘッドを固定しているパーツがあるので、上側に引き上げてロックを外します。
ロックを外した後、プリントヘッドを手前側に倒すと外すことができるので外しましょう。
外したプリントヘッドにプリンタヘッドクリーニング液を少し垂らし、5分程度放置してから拭き取る工程を繰り返します。
クリーニング液が固まったインクを溶かしてくれるそうです。1回では溶けきらないので根気よく何回も繰り返します。
最初はプリントヘッドにクリーニング液を垂らしてもなかなか染み込んでいかないのですが、何回か繰り返しているとすぐに染み込むようになります。
プリントヘッドの下からインクやクリーニング液が出てくるので、事前に下にキッチンペーパーやキムワイプを敷いておきましょう。
左側のカラフルなキッチンペーパーが、固まったインクが流し出された跡です。
右側にあるのがプリントヘッドの裏面です。ここからインクが流れ出てきます。
何回も繰り返してきれいになったプリントヘッドです。
クリーニング液をきちんと拭き取った後、プリントヘッドを外した手順と逆の手順で元に戻します。
プリントヘッドやインクカートリッジを戻した後は、プリンタ側でプリントヘッドのクリーニングを行います。
プリンタ側でプリントヘッドのクリーニングを行った後、プリンタ側でノズルチェックパターン印刷を行います。
上記の画像だとPGBKが掠れている他、画像だと見えませんが線が入って掠れているような色が何色かでていたので、再度プリントヘッドのクリーニングを行いました。
2回目のプリントヘッドのクリーニング後、ノズルチェックパターン印刷を行いました。ばっちりですね。
多少の掠れは残っていますが、使用用途的に気にはならないので終わりにすることにしました。
掠れが気になる方は、面倒ですが再度プリントヘッドを取り外して、クリーニング液で洗浄を行うとよいでしょう。
感想
ひとまず直り、正常に印刷ができるようになったのでよかったです。
修理に出すと高くつくので、安く抑えられたのは助かりました。
正直時間や手間はかかりますし、プリントヘッドの洗浄で直らない場合もあるかとは思いますが、安価かつ初心者でも直せる可能性があるということで試す価値はあると思います。
プリンタ、頻繁に使うものでもないですし、使わないとインクが固まって詰まってしまいますしランニングコストが高いですね。正直、コンビニなどのコピー機+年賀状印刷の委託で十分な気がします。