【Euro Truck Simulator 2】スマホでフェイストラッキングして視点移動してみる
ETS2(Steam版)でスマホを使ってフェイストラッキングしてみたので、設定方法を記録として残しておきます。
必要なもの
- カメラ付きのスマートフォン
- スマートフォンアプリ「SmoothTrack: HeadTracker」
- Windowsアプリ「Opentrack」
SmoothTrackのみ有料です。2023年4月17日時点ではApp Storeで1600円でした。
実行環境
- iPad mini(第6世代) iOS16.4
- SmoothTrack: Head Tracker 1.07
- Opentrack 2.3.11
カメラ付きのスマートフォンが必要、と書きましたが、自分の場合はiPad miniが手元にあって長時間使うには都合がよかったのでスマホは使用しませんでした。
SmoothTrackがiPadに対応していてよかったです。
導入手順
PCのローカルIPアドレスをメモしておく
1. PCの検索ボックスに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを起動します。
2. コマンドプロンプトにて「ipconfig」と入力し、IPv4アドレスに表示されているIPアドレスをメモします。
スマホにSmoothTrackを入れる
1. スマホにSmoothTrackをインストールし、SmoothTrackを起動します。
2. Settings(歯車マーク)をタップし、設定画面を表示します。
3. Server IPの箇所に、メモしておいたPCのIPアドレスを入力します。
PCにOpentrackを入れる
1. Opentrackをダウンロードしてインストールします。
2. Opentrackを起動し、下記の設定にします。
Input :UDP over network
Output :freetrack 2.0 Enhanced
3. 「Options」を開き、「Shortcuts」の「Center at startup」にチェックが入っていることを確認して「OK」をクリックします。
以上で事前準備・設定は完了です。
ETS2でトラッキングを試してみる
トラッキングを開始する
1. SmoothTrackを起動し、画面下の「START」を押すと、カメラが起動してフェイストラッキングが始まります。
停止する際は画面下の「PAUSE」を押します。
X, Y, Z軸がそれぞれ赤緑青色で表示されます(顔が映ってしまうので、下の画像はダミーで緑と赤の軸表示を入れています)。
※画面に自分の顔が映るのが嫌な場合、画面をタップすると下の画像のようにお面が表示されるので活用しましょう。
2. Opentrackを起動し、「Tracking」の「Start」をクリックします。
3. ETS2を起動すれば自動的にフェイストラッキングが行われます。
試しに動画を撮ってみました。こんな感じ。
EST2でフェイストラッキングしてみたけどわりと視点移動しやすくてよかった あとは設定を調整して使いやすくしていきたいな pic.twitter.com/0SBRH6mzwP
— くるぽっぽ (@kulupopo) 2023年4月17日
視点移動の設定を変更する
初期設定のままだと顔を少し傾けただけで視点がビュンビュン移動して酔ってしまうので、Opentrackの「Mapping」から設定を変更しましょう。
ひとによって好みがわかれると思うので、設定は各々違うと思います。
ひとまず自分は下記の設定でお試し中。
こういう設定は細かい調整がむずかしいですね。一度自分にハマる調整ができればものすごく快適ではあるのですが。
参考
【ETS2/ATS】スマホのカメラでPCのヘッドトラッキング!使い方説明【SmoothTrack】 - YouTube
DELANCLiPを使ったETS2の視点移動(Raspberry PiとPC間をOpentrackでつないで) - なんとなく